blog唾液の役割🗣️

2024.03.11

こんにちは😃門前仲町橋本歯科医院です🦷

今日は唾液に関するお話しです🧐

お口の中には歯、歯肉、舌や口腔粘膜がありますが、唾液もあります!唾液は、お口の中の唾液腺(耳下腺、顎下腺、舌下腺等)で作られて分泌されたものです。1日に、1リットル〜1.5リットル分泌されます。実はお口の中の健康状態を保つために唾液は、重要な働きをしているのです!

では、どんな働きがあるのか見ていきましょう🔍💁‍♀️

⭐️お口の中の汚れを洗い流す!唾液は常にお口の中に分泌されています。食べカスを洗い流してお口の中を清潔にし、常に潤いを保つことで口臭を防いでくれています。

⭐️湿潤・保護作用!唾液には軟組織部の動きを滑らかにする潤滑剤の作用があります。この作用が硬いもの(お煎餅、かりんとうなど)を食べた時に、こすれて傷を付けるのを防いでくれています。

⭐️味を感じやすく!食べ物が唾液と交わらなければ味を感じる事はできません。実際、味を感じるのは舌ですが、舌は唾液に溶け込んだ食べ物の味を知覚しているのです。

⭐️消化を助ける!食べ物と唾液が交わることによって食べ物がやわらかくなり、飲み込みやすくなります。唾液の酵素アミラーゼは、食べ物の中のデンプンを分解し、胃で消化しやすい状態にします。

⭐️お口の中を中性に保つ!お口の中が酸性に傾くと、歯のエナメル質の表面からミネラル分が溶け出し、むし歯になります。唾液はお口の中を中和し、むし歯を防いでくれます。

⭐️細菌の繁殖を抑える!お口の中には虫歯菌だけでなく、様々な病原菌が侵入してきます。唾液には侵入してきた細菌を殺したり、抵抗する働きがあり繁殖を抑えてくれます。

⭐️再石灰化!歯は酸に弱く、食べたり飲んだりする度に少しだけ歯の表面が溶かされます。唾液は歯の成分であるリン酸イオンやカルシウムイオンをたっぷりと含んでいて、溶け出した歯の成分をもとに戻し再石灰化を促します。

以上が唾液の重要な働きとなります❗️では、もし唾液が減ってしまったら一体どんな影響が出るのでしょうか。唾液の分泌が悪くなることで引き起こされる症状は様々ですが、主に以下のようなものがあげられます。

・口が乾く

・食べ物が飲み込みにくい

・味が良くわからない

・口臭がする

・会話がしづらい

・虫歯や歯周病になりやすい

・口内炎になりやすい

・口角炎ができやすい

・舌や唇がひび割れる  などなど

 

このように最近では、唾液の分泌が減少して起こる「ドライマウス」の症状を訴える人が増えています。

唾液をたくさん出すには、、、

①良く噛む!唾液は、噛むという刺激が脳に伝わることで分泌されます。そのため、普段からよく噛んで食べることが大切です。ガムを噛むのも効果的です。

②唾液腺マッサージ!唾液の分泌を促すためには、唾液腺がある場所をマッサージすることが効果的です。耳の前に指を当て、後ろから前へ円を描くように優しく回します。

③舌の運動!舌を動かすことも、唾液腺を刺激することになり唾液の分泌が促されます。舌を前後に出したり引っ込めたり、できるだけ前に出して左右に動かしたり、舌先で円を描くように大きく回します。

 

よく噛んで、マッサージや運動をしてたくさん唾液を出すようにしましょう!!